日本の県はほぼすべて行ったことがあるのですが、
(行ったことないのが和歌山となぜか奈良!)
旅をしていて強く印象に残っている町のひとつが尾道。

斜面に家屋が密集し、階段を上り下りしないと家までたどり着けない、
なかなか住むのにはたいへんな町なのですが、
民家の合間にある空き地から対岸の向島を見ていると
悶々として過ごした高校時代のことを思い出していました。

なんだろ、不合理みたいなものと向き合って
生きていかなきゃならない現実があって、
感情を押し殺しながらも
自分の将来とか、夢とか、
希望をなんとか見出そうとしている頃。

景色を見ていると思い出すんですよね。


海とか川って必ずどこか他の土地につながっているから
海を眺めていると、自分はいつかここを離れるんだ、
という自立心が強くなる。

連絡船乗り場で
自転車ごと乗り込む地元の高校生の表情がまたいい顔で、
暗い表情のなかにも強い意思を読み取れる。

思索的な、文化を感じる町なんですね。

長野の松本も同じ匂いがしたんだよな。

ともに大好きな町なんですけど。


さて、そんな尾道で、
尾道空き家再生プロジェクト」というNPOがあるのを知りました。

道路が狭くてクルマが行き来しにくいために
なかなか流入人口がなく、
高齢化が進んで空き家が増えているんですね。

あの斜面こそが、尾道のアイデンティティのはずで
それが廃墟と化していくのは非常に残念なことです。


2008年にNPO活動をはじめ、物件の再生のほか、
コミュニティづくりやアートを取り入れて活性化を図ろうとしています。

尾道ガウディハウスなんていうのもあるんですね。
リンクを張っておきます。

もう一度、尾道に行きたくなりました。