DUAL LIFE PRESS デュアルライフプレス

無理せずにできるところから田舎暮らしをしたい。 二地域居住を実現するヒントや情報をお届けします。

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復興構想会議に期待していたところもあるのですが
報道で出てくる話題といえば財源の話ばかりで
グラウンドデザインはまったく見えてきていません。

もしくは、報道がミスリードしているのでしょうか。


そのなかで、一部、
メンバーの安藤忠雄さんの提案は
腑に落ちるところがあります。

それは「鎮魂の森」構想です。
(毎日新聞 6/11)

「がれきに土をかぶせて町は作れない。
行方不明の子がいるかも分からぬところに
町はできない。そこは森にしたらいい」

震災から3カ月経つというのに
1万5000人を超える死者に加え、
約8000人の行方不明者を数えます。

この状況では、悲しみを抱いた家族は
一縷の希望を抱いたままで、
被災した土地を開発することに
賛同することはできないでしょう。

哀しみはいまだ過去のものではなく
現在進行形なのです。


効率ではなく、そこに暮らす人の想いをくんでいけるかどうか。

行政の意図にかかわらず
その土地で生きていく決意をした人々の
想いをくむ施策を
なによりも優先していくべきではないでしょうか。


一方で、遺された人々の生活をどうするのか。

モニュメントをつくるだけでは産業は生まれません。

将来に夢を抱けるような雇用を作りだすこと。

復興構想会議には
具体的な提案がまったく欠落しています。

もはや資金を投入すべきインフラの
グラウンドビジョンが見いだせない会議は無意味です。

3カ月を経過したいま、
復興構想会議の提案にかかわらず
個々の自治体が独自の方向性を打ち出す
タイミングを迎えていると思います。


JR東日本が東日本大震災の
復興支援策を10日に発表しましたね。

新幹線では、東京―盛岡間の
やまびこ自由席が約半額になります。
名称は「やまびこ自由席片道きっぷ」。

片道料金は、たとえば
盛岡6500円(通常1万3330円)
仙台5000円(通常1万80円)

発売期間、利用期間ともに
5月14日〜6月13日です。

それからJR東日本の全線で使用できる
1日フリーパス「JR東日本パス」も
1万円で発売されます。

こちらの利用期間は
6月11日〜6月20日、7月9日〜7月18日
と、ともに限定的で、
利用日の1カ月前から前日までの発売になります。

サイゼリヤが、震災で津波被害にあった
仙台市若葉区東部地区の畑に投資するという
報道がありました。
1億円を投資してトマトの栽培を始めるらしいのです。
(時事通信社 5/2)

サイゼリヤといえば、低価格でおいしいイタリアンで人気が高く
「原料から店舗まで自分たちで品質に責任をもつ」という
姿勢で店舗数を拡大してきたチェーン店です。

野菜も福島県白河市に100万坪のサイゼリア農場をもち
レタスは種から独自開発するというこだわりでした。

大震災や原発などの影響を受け、
人気のサラダでも一部商品については
安全性を考慮して提供を見合わせるなどの
対応をしていましたが、
いち早く津波被害にあった農地を
支援しようという動きには
驚きとともに感心してしまいます。

津波被害ということで、土壌の塩分濃度は
かなり高いと思われますが
熊本県八代地域には元干拓地を利用した
「塩トマト」という人気商品があります。

トマトは与える水分を減らせばそれだけ糖度が増します。
塩分が強いということは、トマトへ水分が上がりにくくなる
というのが「塩トマト」の甘さの秘密です。
また、ミネラル分も豊富に含まれるという利点があります。

しかしあまりにも塩分濃度が高すぎると、
根が焼けてしまうという一面もあるようで
どの程度に塩分を抑えるかは
生産者の腕と経験にかかっています。

ともあれ、サイゼリヤが取り組もうとする
チャレンジに期待して、
おいしい「塩トマト」が登場することを待ちましょう。


(続報です)
河北新報によれば、
このトマトは水耕栽培を採用するようです。
塩害とは無縁なので、塩トマトではないようです。
誤ってお伝えしていたならばお詫び申し上げます。
(河北新報 5/3)


三陸海岸の牡蠣の復興を支援する
「SAVE SANRIKU OYSTER」プロジェクトが
はじまりました。

これは1口1万円の牡蠣オーナーを募り、
その資金をもとに養殖いかだや種牡蠣などの
資材購入にあてるというもの。

復興後の牡蠣を前払いで購入する制度です。

出荷が再開された場合
1口あたり三陸産殻付き牡蠣20個前後が届けられるということ。

ただし、復旧の見込みはいまのところまったく立っていません。
カキの養殖には通常でも2〜3年、
場合によっては5年以上かかるかもしれません。

このプロジェクトを立ち上げたのは
螢▲ぅ螢鵐が運営する「海鮮直送 旨い!牡蠣屋」
オーナーには何年も待ってもらうことになりますが
それでもこのプロジェクトに賛同する人は多く、
1日数百口の申し込みがあるといいます。


日本赤十字社による義援金は再配分に時間がかかり
復興のための資金を直接生産者に送る手法として
こうした取り組みは画期的です。

今後、こうした復興オーナー制度は増えていくかもしれませんね。


第一次募集期間は2011年3月26日〜6月30日まで。

ツイッターはハッシュタグ#fukkokakiで出てきます。

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