DUAL LIFE PRESS デュアルライフプレス

無理せずにできるところから田舎暮らしをしたい。 二地域居住を実現するヒントや情報をお届けします。

カテゴリ: コミュニティ

昨日、藤沢市の「グリーンハウス」で行われた
講演会に行ってきました。

講師はゴルフコースコメンテーターであり
開発コンサルタントのマサ・ニシジマ氏。

「失われた世界の名コースたち」という演目で
いまはなき「旧藤澤カントリー倶楽部」が
世界レベルのコースであったことを検証する話でした。

以下、その一部をYOUTUBEにアップしました。
全部で3編あります。

「旧藤澤カントリー倶楽部―失われた世界の名コース 1」

「グリーンハウス」は、小田急江ノ島線善行駅から
歩いて5分ほどのところにある古ぼけた洋館です。
神奈川県体育センターの敷地内にあり、
現在は食堂として利用されています。

じつはこの建物はアントニン・レーモンドによる建築で
1932年〜1943年まで存在した
「藤澤カントリー倶楽部」のクラブハウスでした。
コース設計は赤星四郎、C.H.アリソン。

アリソンは赤星兄弟からの依頼で、
東京ゴルフ倶楽部から川奈に向かう途中で
藤沢に立ち寄り、関西の広野でのコース監修のあとに
再びこの藤沢で造成現場に立ち寄りました。

1933年には日本プロゴルフ選手権が開催され、
34年には親善試合のために来日したベーブ・ルースがラウンドしています。
また、38年に日本オープン選手権が行われました。

もしこのコースが現存していれば
日本屈指のクラシックコースになっていたのは間違いありません。

大戦で藤沢海軍航空隊司令部が接取し、
戦後米軍が駐留しましたが、
ゴルフ場としては再開することなく、
運動場や住宅地へと変貌してしまいました。

昨年、私は週刊『パーゴルフ』にて
グリーンハウスの保存・再生を行っている
善行雑学大学の宮田代表のルポを書きました。

「グリーンハウス」は県の所有になっていますが
しばらくの間、その価値が顧みられることもなく、
老朽化によって窓も壊れ、雨漏りがするほどでした。

5年ほど前から地元の有志による
善行雑学大学が中心となって保全運動をはじめ、
最近になってようやくその価値が知られるようになりました。

今回訪れたところ、ようやく雨漏りの修理がはじまったようで
壁には崩落によるケガを防ぐためのネットが張ってありました。

保全に向けてほんの少しは前進しているようですが、
これからも、もっと多くの方にその存在が知られるよう
お手伝いできればと思っています。

植物工場の新たな動きについて
テレビ東京のWBSがレポートをしています。
(WBSニュース 7/5)

丸紅が手がけるマンションでは
エントランスに土耕式の植物工場を設置。
40cm×70cmのコンテナを11基配置して
住民が自主管理するというものです。
販売価格は3LDKで4500万円〜と
通常の価格ですが、
苗やメンテナンスコストで
一世帯当たり150円/月かかるといいます。

家庭栽培は、費用対効果をみると
たぶん元が取れません。

いま自分がベランダで作っている野菜も
コストを考えるなら
まったく採算が合ってません。
安心安全といいますが
ときには農薬だって使います。
成長過程を見るのが楽しいからやっているわけで
採算を考えたらスーパーで買った方が早いでしょうね。

月々のコストをどういう費目で
マンション住民に転嫁していくのか。

おもしろい試みですが
ベランダで自分でやる野菜づくりと
マンションのエントランスでの野菜づくりは違います。

エントランスの共有スペースという
発想を根本から見直さないと
無人の管理人室のように
いずれは無用の長物になるかもしれません。

植物工場を通じて住民のコミュニティが作れるかどうか。

そんなことを思いながらニュースを眺めていました。


復興構想会議に期待していたところもあるのですが
報道で出てくる話題といえば財源の話ばかりで
グラウンドデザインはまったく見えてきていません。

もしくは、報道がミスリードしているのでしょうか。


そのなかで、一部、
メンバーの安藤忠雄さんの提案は
腑に落ちるところがあります。

それは「鎮魂の森」構想です。
(毎日新聞 6/11)

「がれきに土をかぶせて町は作れない。
行方不明の子がいるかも分からぬところに
町はできない。そこは森にしたらいい」

震災から3カ月経つというのに
1万5000人を超える死者に加え、
約8000人の行方不明者を数えます。

この状況では、悲しみを抱いた家族は
一縷の希望を抱いたままで、
被災した土地を開発することに
賛同することはできないでしょう。

哀しみはいまだ過去のものではなく
現在進行形なのです。


効率ではなく、そこに暮らす人の想いをくんでいけるかどうか。

行政の意図にかかわらず
その土地で生きていく決意をした人々の
想いをくむ施策を
なによりも優先していくべきではないでしょうか。


一方で、遺された人々の生活をどうするのか。

モニュメントをつくるだけでは産業は生まれません。

将来に夢を抱けるような雇用を作りだすこと。

復興構想会議には
具体的な提案がまったく欠落しています。

もはや資金を投入すべきインフラの
グラウンドビジョンが見いだせない会議は無意味です。

3カ月を経過したいま、
復興構想会議の提案にかかわらず
個々の自治体が独自の方向性を打ち出す
タイミングを迎えていると思います。


いま、このニュースを知って、静かに感動しています。

以前書いた「おむすび通貨」がついに正式に流通することになり
2011年5月24日に販売を開始、6月1日に紙幣が発行されます。

これまでは試験的に援農ボランティアを通じて流通させ、
サービスの対価としてやりとりされていましたが
一般消費者に紙幣を販売して流通させるのは
これがはじめてとなります。


「おむすび通貨」は玄米を担保にした
世界初の米本位制地域通貨です。

通貨単位は「むすび」。
1むすびは低農薬玄米100gまたは有機玄米65g(おむすび1個分)に相当します。

現在、担保となる玄米を生産する提携農家は
愛知県内に8農家あります。

まず、「おむすび通貨」を発行する
任意組合の「物々交換局」が
通貨担保となる低農薬玄米60kgを
2万円+80むすびで購入します。

これは一般的な卸価格よりもはるかに高い金額設定です。
というのは、おむすび通貨の発行の目的が
農家の生産コストに見合うだけの収入を安定的に確保し
耕作放棄地を減らすことにあるからです。

物々交換局は、低農薬玄米10kgに相当する
100むすびセットを定価4500円(税込)で
一般消費者に販売します。

また、通貨の小売価格を抑制するために
紙幣には協賛広告が掲載され、
農家に支払われる玄米代金に
1むすび当たり8円88銭が補填されます。

一方、「おむすび通貨」を使用できる
提携店は円換算レートを
物々交換局と契約して
自由に設定することができます。

使用する際、消費者にとって
1むすびは45円の価値がありますが
提携店は集客効果を見込んで
45円よりも高く設定(平均58円)する傾向があります。

これにより、おむすび通貨は
お得なプレミアムクーポン券としての
価値をもつようになり、
消費者が紙幣を購入する動機となります。

おむすび通貨が流通することは
結果的に低農薬玄米が適正な価格で買い支えられ
耕作放棄地の減少につながるという仕組みになっています。

さらに、このおむすび通貨の特徴のひとつに
使用期限が限られているという点があります。

有効期限は約3年なので、
タンス預金のように貯め込むことができません。

考えてみれば、物々交換を前提とし、
物を担保にした紙幣であれば
その紙幣の流通の回転速度をあげることが、
閉じられた地域経済を
活性化することにつながります。



そもそも銀行が資産家のお金を担保にした「預かり証」に
「利子」をつけて貸すということをはじめたのは
ヨーロッパで17世紀になってからのこと。

しかし、「利子」をつけて返すということは
ある期限までに運用や事業に成功して
お金を増やさなければならないということです。
それに失敗すれば財産を投げ出すことになります。

もし、お金を借りている人が一斉に返済時期を迎えるとして
紙幣の総量が変わらないとしたら
その地域に存在しないはずの「利子」分の紙幣を
どこから捻出すればいいのでしょうか。

方法はふたつ。

紙幣を発行するための
新たな担保となる資源や資産を
どこか他の地域から奪ってくる。

不足する利子分を前借りして返済し、
そのつけを未来にまわす。

経済のグローバル化の本質がここにあります。


いまや紙幣を発行するための
資産や金などの担保すらなく、
「信用」という虚構を前提にして
紙幣の流通量が決められています。

もともと存在しない担保をもとに
レバリッジをかけて大量の資金を運用しているのが
グローバル経済の姿なのです。

利子を支払うための市場競争はとどまることを知りません。

そしてこの競争では、必ず運用の失敗者や
労働力や資源を不当な値段で収奪される弱者を生みます。


グローバル経済の下に組み込まれ
従属する生き方を選択したくないのであれば
そこで使われている紙幣とは別の
経済の輪のなかで生きていけばいい。


「おむすび通貨」にはその可能性があります。

だからこそ、この通貨を大切に
サポートしていかなければならないと思っています。


イオンの発行する電子マネーが
地域を巻き込んで
どんどん広がっています。

ご当地携帯ストラップならぬ
「ご当地WAON」
地方自治体と組んで、地産地消や
観光振興などの面で提携していこうというもの。

収益の一部は(だいたい0.1%)
その地域振興に寄付されます。

たとえば
里山里海ISHIKAWAON(石川)
あおもりJOMONWAON(青森)
城下町まつもとWAON(松本)
熊野古道伊勢路WAON(和歌山)
富士宮やきそばWAON(静岡)
といった具合。
現時点で28種類あります。

カードが発行されるのはその地域限定ですが、
全国約10万店のイオン系列店舗で使用できます。

発行手数料は300円、チャージ金額上限は5万円で
だいたいどの地域でも年間5万枚の発行が目標。

こういうカードを集める人って
いるんでしょうね。

ローカライズされた
コミュニティをつくるという手法は
うまいと思います。

イオンにとっては県産品の生産物や
その地域のコアユーザーの確保につながります。
自治体にとってはイオンユーザーに向けた
情報を発信できるツールになる。

地域振興税みたいですが
こちらは見返りやコミュニティ意識を深めるフォローがないので
つながっている気持ちを持続するのがむずかしい。

その点、このご当地WAONは
自分のお気に入りの町のカードができたら
持ちたくなると思います。

大企業にしかできないことですが
このカードを超えるコミュニティ意識をつくることができれば
成功する可能性があるということですね。



人材派遣のパソナグループが
芸術家を育てる村の運営をはじめました。

舞台となるのは淡路島。
そこに「COCOCALA村」を設立します。

講師陣がバックアップし、
アートや農業を地域産業と結びつけて
それらをビジネスにする力も身につけます。

ビジネス基礎研修、農業実践パート、芸術実践パートの
3つのカリキュラムがあるのですが、
アート作品の発表の場があったり
カフェレストランやパン工房を併設、
社員寮のほか地域の旅館、民宿、古民家を利用したりと
総合的な地域利用を考えているようです。


インストラクター(講師)は以下の面々。
(●は非常勤講師 〇は特別講師)

エリック・コロン (作曲家・元ヴェネズエラ国立音楽大学学長)
謝 珠栄 (演出家・振付師・TSミュージカルファンデーション代表)○
塩屋 俊 (俳優・映画監督・株式会社ウィル・ドゥ代表取締役)○
古庄 里好 (ボディムーヴ アート ディレクター・タップダンサー)○
王 丹戈 (フォトグラファー・画家・アーティスト)○
西巻 正史 (トッパンホール 企画制作部長)●
箕口 一美 (ミュージックキャリアディベロップメントアドバイザー)●
川久保 賜紀 (ヴァイオリニスト 02年チャイコフスキー国際コンクール最高位受賞)●
MireyHIROKI/ミレイヒロキ (アーティスト)●
山下 一仁 (元農林水産省農村振興局次長)○
都築 富士男 (元ローソン・ジャパン 社長)○
出雲 文人 (淡路麺業株式会社 代表取締役)○
地主 雅次 (兵庫県花卉協会 理事)○
道法 正徳 (株式会社グリーングラス代表取締役)○


こういった取り組みでは
コミュニティをどうやって作っていくかが
一番大切になってくると思います。

そのためにはキュレーターの存在は不可欠です。

「COCOCALA村」では
いまのところ村長はいないようです。

アート系の「村」なのですから、
村長を誰に選んで、
サポートメンバーである
講師を誰にするかが
このコミュニティの指向性や
テイストを大きく左右します。

参加する人もそのあたりは敏感ななずで
人物に惹かれて集まってくる。

キュレーターや講師の
人脈や思想、コミュニティが
背後に見えるからですね。

たとえば村長やキュレーターに
坂本龍一、村上隆、北川フラムと挙げただけで、
想像する村のカタチが変わってきます。


講師の面々には企業人が多く
村のコンセプトをイメージしにくいところが気になります。

あえてそうしたカラーを打ち出したくない
という意図も働いているのかもしれませんが。


期間は1年間。
へぇー、パソナグループの契約社員として採用されるんですね。

月給10万円をもらいながら、学びの環境が提供されることは
大きな利点があります。

今後どのようなアーティストが登場するか楽しみです。



東日本大震災での被災者支援のために
昨日2011年3月30日、
全国の災害支援関係のNPO、NGOなど
民間団体のネットワークが発足しました。

「東日本大震災支援全国ネットワーク」

民間団体が個々に活動していますが
すでに物資が行き届いている地域もあれば
支援がまったく届かず、見落とされている地域もある。

民間団体で連携し、情報を共有することで
効率的、効果的に支援を広げていこうという
趣旨で発足したものです。

ホームページを見るとわかるのですが、
私たちができる行動について
その手順や手続き方法が
きちんと整理されて掲載してあります。

・ボランティアをする
・支援物資を送る
・寄付をする


なにかいま、この国で、
とてつもないことが
始まっているような気がします。

災害情報や地震情報、消息を伝言するためにTwitterが役に立ち
安否確認や連絡網としてFacebookを活用するなど
利用者はメディアの特性に気づき、
知らず知らずにそれを最大限に利用しています。

日本の民主主義を語るとき、
ここ数日の出来事はきっとエポックメイキングとして
位置づけられるような気がしてなりません。

これまで声をあげることのなかった
サイレントマジョリティが
産声をあげたかのような……。


これまでの秩序は解体され、
再定義され、再構築されていく。

そしてこの動きは
別のムーブメントとなって
生活を、環境を変えていく
大きな力になるはずです。


Twitter:東日本大震災支援全国ネット情報チーム


東北芸術工科大学と山形大学有志が
被災地のボランティアのために
立ち上げた「福興会議」

慶応大学の学生ともリンクして
具体的なプロジェクトとともに
さまざまな分科会が展開しはじめました。

現在、具体的に動き出したのは
「坂茂さんの仕切りユニット」

避難所に簡単に設置できる
カーテン状の間仕切りシステム。

紙菅の柱と木綿布のカーテン、
安全ピンやガムテープ、クリップなどで
プライベートスペースを簡単に作れます。

ボランティアでの設置作業のお手伝いができる方や
間仕切りユニットを設置するための募金を募っています。


詳細はHPへ 




空いていて使っていない自宅の部屋や
賃貸住宅の空室、寮や社宅など
これらを仮住まいの場所として
一時的に被災者に提供する。

この震災をきっかけに、
そんな動きがはじまろうとしています。


「仮り住まいの輪」企画書


被災者と受け入れる側とをマッチングさせる
プラットフォーム。


自宅で他人と共生するという発想はあっても
実際にカタチにして提示するということはできませんでした。

被災者に対する共感が
この壁を突き破ろうとしています。

他人と住むことでさまざまな障害が出てくるかもしれませんが
どうすればお互いが心地よく過ごすことができるか、
これからのトライ&エラーで知恵が蓄積されていくことでしょう。

いまは被災者を対象としたものですが
このスタイルは、日本の住まいの建築デザインだけでなく
観光など都市と田舎との人の流れにも
大きな影響をおよぼすと考えています。


「仮り住まいの輪」
HP:www.karizumai.jp/
Twitter:twitter.com/karizumai_wa
Facebook:www.facebook.com/karizumai


新潟県長岡市に立ち上がった
東日本大震災ボランティアバックアップセンター」。

このホームページでは、今回の地震の被災地が
どんな状況になっていて何を必要としているか、
情報を収集・整理して把握できるようになっている。

現在、「ニッポン応援プロジェクト」として
広く、一般に対して以下のボランティアを募集中だ。
Twitter隊員募集
災害生活マニュアル『OLIVE』PJ配布
負けないニッポン写真プロジェクト

バックアップセンターは
被災地から収集した情報を、
被災地に向かうボランティアに提供し、
的確な物資支援を行うために設置された。

この団体の母体となっているのは
「長岡災害支援ボランティアセンター」。
新潟福島豪雨水害、中越地震、H18豪雪、
中越沖地震といった激甚災害を経験した長岡で
今後の災害に備えた「被災時対応検討会」の
メンバーが参集して構成されている。

各県に設置されたボランティアセンターと連携し
中核組織のひとつとしてすでに機能を果たしている。

この対応の素早さはすごい。
拡散もふくめ、ツイートよろしくお願いします。
  ↓
Twitter@backup_vc東日本大震災ボランティアバックアップセンター

東北地方の復興のためになにができるか。


山形市にある東北芸術工科大学の関係者の
Twitterコミュニティが母体となり
「福興会議」がはじまりました。
Twitter:@fukukou_act

地震翌日の3月12日に発議され、
現在、80人規模の学生や有志が集まって
中長期的な復興アクションについて
ブレストを重ねています。

この会議の狙いは
3.11以前の街の再興を意味する「復興」ではなく
3.11以後に改めて追い求める「幸福」のかたちを
被災した人々とともに考え、デザインし、分かち合うこと。

山形出身の絵本作家、荒井良二さんや
放送作家の小山薫堂さんなど
これまで芸工大のムーブメントに参加してきた
メンバーも参加し、
その活動がはじまろうとしています。

「福興会議コミュニティ+活動カテゴリー」
http://twitpic.com/4b9e7c

山形に行ってきました。

今回の帰省の目的のひとつが
山形市の繁華街、七日町に
5月末にオープンしたばかりの
山形まなび館」を見に行くこと。

山形まなび館


山形県初の鉄筋コンクリート学校建築として
昭和2年に建てられた山形市立第一小学校の
旧校舎をリノベーションし、
市民の「交流」や「学び」の拠点として
新しく設けられた施設です。

別名”MONO SCHOOL”。
ものづくりを行う「作り手」や「学び」の支援を
目的とした交流ルームがあり、
創作活動を行う人や団体に
安価で貸し出しをしています。

6月から7月にかけての週末には
「よもぎ体験教室〜よもぎ染め」(6月20日)
「山形和紙体験教室〜月山和紙のうちわづくり」(6月27日)
「キャンドル体験教室」(7月3日、4日)
が行われています。

山形まなび館の正面入口を入って中央にある、「観光案内室」がこれ。

観光案内室

テーブルやソファは、山形が誇る「天童木工」によるもの。
新作だけでなく、ムライスツールや
板倉準三の低座イスなどアンティークもあります。
全館、こんなシンプルモダンなテイストで統一されており、
しかも、Wi-Fiにもつながります。

この日は平日で、あまり利用客はいないようですが
まだ市内の高校生や大学生も知らないのかもしれません。

イベントスペースでは、普遍的なデザイン性をもつ
DESIGN RESYCLE」展が行われていました。

DESIGN RECYCLE

20年〜30年くらい前、子供のころに使った
ガラスのコップ(リボンシトロンとか!)や、
鋳心ノ工房による山形鋳物をリデザインした鉄瓶など
古いものから現代のデザインのものまで
展示販売をしています。


ちょっと疲れてきたので、ひと休みしたのが「休憩室」の「穀雨カフェ」。

穀雨カフェ

昔の文化祭の喫茶店のようでもあり、
現代のカフェのようでもあり。

珍しいところで
アイスプラントスムージー(300円也)を注文。
プチプチした食感と塩気が特徴のアイスプラントですが、
これがなかなかおいしかった。
これは初体験。流行るかも。

アイスプラントスムージー


店内の中央には“でん”とリヤカーがあって
展示やイベントなどのフライヤーが載せてあるのですが
そのたたずまいもなかなかよかったりして。

毎週水曜・土曜の10時半からは、採れすぎたり曲がってしまって
出荷できない野菜を売る「やおや」も展開中。

扇風機の風にあたりながらひとときを過ごしました。


うちの親を含め、まだ町の変化に
気づいている人は少ないのかもしれませんが
山形は時代の流れに合わせて大きく変わろうとしている。
これまで何度も帰省したなかではじめて、
かすかな希望を感じました。

さらに、このあと、穀雨カフェを営む飯塚さんのご配慮により、
急遽、「花小路トランク」を訪問させてもらえることに。

これはまた次回に。

東京周辺に住む若者たちが
田舎で農業体験をしたいという願いをかなえるため、
独自で受け入れ農家を探して
地道に活動を続けてきたNPO法人「田舎時間」。

2002年に活動を開始し
山形県上山市と石川県穴水町を舞台に
農業漁業体験をしてきました。

すでに100回を超えるまでになったんですね。


私も以前参加して、上山で食用菊の花摘み作業をしてきました。

お昼に地元のお母さんたちが
炊きたてのごはんを握ってくれた
おにぎりのうまかったこと!

これでもけっこう米にはうるさく
かなりうまいごはんを食べてきたつもりですが、
ベスト・おにぎり・オブ・マイライフの記録は
いまだに破られていません。


今年度も活動に参加する会員を募集しています。
「2010年いなカエル会員更新手続き」のお知らせ

田舎での農作業体験と、東京でのオフ会など
同じ目的をもった人たちが集まって
地域食材を食べるイベントもあります。

単なる農業体験ではなく、
地元の農家の方々との人間関係を大事にしてきた「田舎時間」は、
私がさまざまな農業体験を評価するための
ひとつの大きな基準となっています。

私の出身の山形の町に
新しいムーブメントが起きています。

山形市いちばんの繁華街は
旧県庁へと続くメインストリートの七日町。
のはずなのですが、
帰郷の際にクルマで走ってわかるのは
日中にもかかわらず、人通りがほとんどないこと。

シャッター通りと呼ぶほどにはさびれていませんが
地方都市の中心部は、どこも似たような現実を抱えています。


その七日町にあった旧三沢旅館を
学生や卒業生が住むシェアアパートメントに
リノベーションする。

大学での講義をリアルな物件へと拡張したかのような
ミサワクラス」で、さまざまなプロジェクトが進められています。

郊外に位置する大学の近くではなく
中心街に住むというのはどういうことなのか。

自分たちが住むことで、中心市街地を活性化させていくことはできるのか。

そんなことを検証するための実験場として、運営されています。


それを手がけるのは、東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科に
発足した「山形R不動産リミテッド」。

そこにはアートを中心にしたさまざまなジャンルの
学生、アーティストが11名生活しており、
「共有すること」をテーマにしたワークショップが行われます。

大学と連携したムーブメントは徐々に広がりを見せ、
新たな物件を利用した試みもはじまっています。

琵琶湖にほど近い、滋賀県近江八幡市の
八幡山を望む広大な田園地帯に
「人も生きものもいきいきと暮らす森になる」を
キャッチフレーズにした”エコ村”があります。

小舟木(こぶなき)エコ村」。
ゼロから作り上げ、2010年4月1日時点で140世帯が住む町。

2000年に地元の団体や大学、企業などが参加してエコ村の構想が生まれ、
のちにNPO法人化した「エコ村ネットワーキング」が誕生して
2007年1月に村づくりが着工されました。

町の中央には公園と集会場、農産物の販売所があります。
その公園は小さな丘もある広い天然芝で、
子供が安心して思いっきり走り回ることができ
びわやゆず、みかんの木もあって、おなかがすいたらもいで食べられる。
公園の中はクルマが走らない。

すべての区画に菜園があって自給自足の生活も可能で、
集会場は薪ストーブがあり、シンプルモダンな木造り。

生ごみ処理機や雨水タンクも当たり前のように設置されています。

建築を請け負うのは14社のホームビルダーが参加するパートナー企業。
それぞれが小さな区画を担当して、同じ企業が集中しないように適度に分散されています。
町の景観を作るのは、それぞれの家のデザインですから
多様性をもたせるというのも非常に大きなポイントなのだと思います。

“エコ”というテーマでこれだけ魅力的な町が作れる。
そんな夢を抱かせてくれる、住んでいて楽しそうな“村”です。

千葉県香取市の広大な畑のなかに
忽然と姿を現すガラス張りの温室。

中には高床式の木造建築物が並んでいます。

これはNPO法人の「ミレニアムシティ」が運営する
エコロジービレッジ「くりもとミレニアムシティ」です。

4棟の温室の中の建物は寝泊まりできる住居で、
1坪ほどの小屋が全部で35戸収まっています。

残り1棟はキッチンや集会場がある共用部分。

これらはコーポラティブ住宅として建てられ、
移住や定住のためのお試し別荘的使い方ができます。

完全無農薬栽培の農園に隣接し、
ここを基点にして農業体験や文化行事などが催されます。

NPOミレニアムシティは、
「住む人の発想で市民が都市をまるごとつくって
そこに住んでいこう」という活動を行っています。

まもなくオープンする定住型の新エコビレッジ
「あさひミレニアムシティ」(千葉県旭市)や
「くりもとミレニアムシティ第?期」、
東京吉祥寺にある樹齢250年の森を守る
「吉祥寺トラスト」運動など、
活動の範囲は次第に広がりをみせています。

考え方に賛同する人たちが、自分が参加したいと思う場所で
都市をつくっていっしょに住んでいく。

人間性を回復し、自然との調和をはかりながら
こうしたネットワーク都市をつないでいこうとしています。

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