DUAL LIFE PRESS デュアルライフプレス

無理せずにできるところから田舎暮らしをしたい。 二地域居住を実現するヒントや情報をお届けします。

カテゴリ: 町づくり

政府が今日、5月31日に閣議決定した
「2010年農業白書(食料・農業・農村の動向)」は
東日本大震災の復興とその方向性についても
触れられています。

これからの農業と地域活性化を語るうえで
ひとつのキーワードとなるのが
「農業の6次産業化」です。

6次産業化というのは新しい言葉で、
農林水産物の生産(1次)、加工(2次)、販売・流通(3次)を
一体的に進める産業のことをいいます。

すでに今年の3月1日に「六次産業化法」が
全面施行されました。
この法律は、正式名称は
「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律」です。

日本では、農林水産物の生産だけでは
なかなか儲かる仕組みにはなっていません。

そこで生産者が主体となり
産地ぐるみの取り組みや経営を多角化する。
そして、食品やバイオマス・エネルギーなど
付加価値のついた加工品を生産して
自ら販売していく。
そうすることで、「儲かる農業」へと転換して
地域の雇用確保を目指そうというものです。

本日付で、「六次産業化法」に基づく
初の計画認定が行われ
231件が認定されました。

計画が認定されると
無利子融資の償還期限延長や
試作品開発に対する援助が受けられます。

生産者が流通まで手がけるという流れは
これからの農業の大きなひとつの方向性です。

農業のグローバル化への
対抗策のひとつですが
小規模農業から大規模農業への
転換点ともいえます。

地域の農家が連帯して商品化を実現し、
大資本が入ってくる前に
活路を見出していくことを期待したいものです。



昨日の「きみともキャンディ」で
気になって、全国のご当地アイドルを
調べてみました。

すでにけっこうありますね。

岡山県津山市も2011年4月1日〜
2012年3月末までという期限付きで
津山ご当地アイドルを発足させています。
12歳〜17歳の7人のユニット。
6月にデビュー予定で
現在グループ名を公募中です。

高知の「はちきんガールズ」
チアリーディンググループを母体として結成されました。
現在メンバーは5人。
年齢は11歳〜15歳とチョー若い。
こちらは地方の芸能スクール生です。

このようにプロダクションやモデル事務所主導で
グループを立ち上げるケースもあり、
最初の立ち上げを自治体とのタイアップで公募するかどうか、
このあたりが2010年代のご当地アイドルを定義する
ポイントになりそうです。

というのも、これまでローカルアイドルは
1993年に結成された大阪パフォーマンスドールのように
吉本興業が仕掛けたものもあるんですね。

ウィキペディアでは、ローカルアイドルの型を
5つに分類しています。
 ・商店街発
 ・販売促進キャンペーン発
 ・ローカル番組発
 ・地方の芸能事務所発
 ・関東ローカル発

AKB48は秋葉原という特定の地域に密着した
関東発のローカルアイドルと位置づけられています。

そして、この成功が地域活性化にも大きなヒントを与えました。

このほか、
2010年デビューの栃木の「とちおとめ25」(11人/平均年齢16歳)、
滋賀県の「美わっ娘。」(3人/高校生〜大学生/吉本興業系)、
福岡で専用劇場で公演を行うアイドルグループの「HR」(11人/13歳〜21歳)などがあります。

地域に根ざし、そこで人気を得なければ
町おこしを標榜する
2010年代ご当地アイドルとして定着しないのでは……
と思っています。


香川発のご当地アイドルが7月に誕生します。

名前は「きみともキャンディ」
おぢさんは脱力してしまいますが、
「いろんな色、いろんな味のキャンディたちは
キミの友達なんだよ」っていう意味だそうです。

第一期生として
去る5月8日にオーディションが開催され
163人の応募の中から
6名がメンバーに選ばれました。

いちばん下の年齢が10歳、上は16歳。

これからプロトレーナーによるレッスンが行われ
7月1日にデビュー。
定期公演やイベントに出演し
12月末頃にCDデビューする予定です。

ご当地アイドルといえば
愛媛の「ひめキュンフルーツ缶」
福岡の「LinQ」がいますが
もう、全国総AKB化の流れは止まりません。


いま、このニュースを知って、静かに感動しています。

以前書いた「おむすび通貨」がついに正式に流通することになり
2011年5月24日に販売を開始、6月1日に紙幣が発行されます。

これまでは試験的に援農ボランティアを通じて流通させ、
サービスの対価としてやりとりされていましたが
一般消費者に紙幣を販売して流通させるのは
これがはじめてとなります。


「おむすび通貨」は玄米を担保にした
世界初の米本位制地域通貨です。

通貨単位は「むすび」。
1むすびは低農薬玄米100gまたは有機玄米65g(おむすび1個分)に相当します。

現在、担保となる玄米を生産する提携農家は
愛知県内に8農家あります。

まず、「おむすび通貨」を発行する
任意組合の「物々交換局」が
通貨担保となる低農薬玄米60kgを
2万円+80むすびで購入します。

これは一般的な卸価格よりもはるかに高い金額設定です。
というのは、おむすび通貨の発行の目的が
農家の生産コストに見合うだけの収入を安定的に確保し
耕作放棄地を減らすことにあるからです。

物々交換局は、低農薬玄米10kgに相当する
100むすびセットを定価4500円(税込)で
一般消費者に販売します。

また、通貨の小売価格を抑制するために
紙幣には協賛広告が掲載され、
農家に支払われる玄米代金に
1むすび当たり8円88銭が補填されます。

一方、「おむすび通貨」を使用できる
提携店は円換算レートを
物々交換局と契約して
自由に設定することができます。

使用する際、消費者にとって
1むすびは45円の価値がありますが
提携店は集客効果を見込んで
45円よりも高く設定(平均58円)する傾向があります。

これにより、おむすび通貨は
お得なプレミアムクーポン券としての
価値をもつようになり、
消費者が紙幣を購入する動機となります。

おむすび通貨が流通することは
結果的に低農薬玄米が適正な価格で買い支えられ
耕作放棄地の減少につながるという仕組みになっています。

さらに、このおむすび通貨の特徴のひとつに
使用期限が限られているという点があります。

有効期限は約3年なので、
タンス預金のように貯め込むことができません。

考えてみれば、物々交換を前提とし、
物を担保にした紙幣であれば
その紙幣の流通の回転速度をあげることが、
閉じられた地域経済を
活性化することにつながります。



そもそも銀行が資産家のお金を担保にした「預かり証」に
「利子」をつけて貸すということをはじめたのは
ヨーロッパで17世紀になってからのこと。

しかし、「利子」をつけて返すということは
ある期限までに運用や事業に成功して
お金を増やさなければならないということです。
それに失敗すれば財産を投げ出すことになります。

もし、お金を借りている人が一斉に返済時期を迎えるとして
紙幣の総量が変わらないとしたら
その地域に存在しないはずの「利子」分の紙幣を
どこから捻出すればいいのでしょうか。

方法はふたつ。

紙幣を発行するための
新たな担保となる資源や資産を
どこか他の地域から奪ってくる。

不足する利子分を前借りして返済し、
そのつけを未来にまわす。

経済のグローバル化の本質がここにあります。


いまや紙幣を発行するための
資産や金などの担保すらなく、
「信用」という虚構を前提にして
紙幣の流通量が決められています。

もともと存在しない担保をもとに
レバリッジをかけて大量の資金を運用しているのが
グローバル経済の姿なのです。

利子を支払うための市場競争はとどまることを知りません。

そしてこの競争では、必ず運用の失敗者や
労働力や資源を不当な値段で収奪される弱者を生みます。


グローバル経済の下に組み込まれ
従属する生き方を選択したくないのであれば
そこで使われている紙幣とは別の
経済の輪のなかで生きていけばいい。


「おむすび通貨」にはその可能性があります。

だからこそ、この通貨を大切に
サポートしていかなければならないと思っています。


イオンの発行する電子マネーが
地域を巻き込んで
どんどん広がっています。

ご当地携帯ストラップならぬ
「ご当地WAON」
地方自治体と組んで、地産地消や
観光振興などの面で提携していこうというもの。

収益の一部は(だいたい0.1%)
その地域振興に寄付されます。

たとえば
里山里海ISHIKAWAON(石川)
あおもりJOMONWAON(青森)
城下町まつもとWAON(松本)
熊野古道伊勢路WAON(和歌山)
富士宮やきそばWAON(静岡)
といった具合。
現時点で28種類あります。

カードが発行されるのはその地域限定ですが、
全国約10万店のイオン系列店舗で使用できます。

発行手数料は300円、チャージ金額上限は5万円で
だいたいどの地域でも年間5万枚の発行が目標。

こういうカードを集める人って
いるんでしょうね。

ローカライズされた
コミュニティをつくるという手法は
うまいと思います。

イオンにとっては県産品の生産物や
その地域のコアユーザーの確保につながります。
自治体にとってはイオンユーザーに向けた
情報を発信できるツールになる。

地域振興税みたいですが
こちらは見返りやコミュニティ意識を深めるフォローがないので
つながっている気持ちを持続するのがむずかしい。

その点、このご当地WAONは
自分のお気に入りの町のカードができたら
持ちたくなると思います。

大企業にしかできないことですが
このカードを超えるコミュニティ意識をつくることができれば
成功する可能性があるということですね。



ちょっとうらやましい話。

山梨県丹波山村では
村内の小中学校の子どもが使う
椅子と机を、この新学期から
県産のヒノキ材に変えています。
(山梨日日新聞 4/26)

写真を見ると、
かつて、自分たちが使っていた机よりも
天板がふたまわりぐらい大きく
すごく使いやすそう。

やはりヒノキの香りがするらしく、
大人になっても美しい記憶として
絶対に忘れないと思います。

食の地産地消で
給食に地元の食材が使われるようになりましたが
林業など、もっといろいろな分野で
地域性が出てくると
この国は楽しくなっていくだろうな。

コストはかかるかもしれませんが
地域活性化につながるのはもちろん、
郷土愛を育んだり、
それ以上の効果がある。
デザインが優れていれば、
文化として定着します。

最後は燃料として
自分たちで燃やせますからね。

丹波山村では、村内の公園にも
木製の汽車の遊具を設置しています。


丹波山村は山梨県都留郡にあるのですが、
甲府方面からのバスはなく、
JR青梅線奥多摩駅からのアクセスになります。

山梨というよりも、東京の奥多摩に生活圏がある。
東京都の水源なんですね。

丹波山村では、小中学校で
親子留学も受け入れています。
期間は基本的に1年間ですが
年度途中や継続しての留学も可能です。

条件は住民登録をして、契約書を締結すること。
一戸建ての住宅は村が用意してくれますし、
住宅料は月1万円〜2万円程度。

今年の新入生は小学校は3名、中学校は4名でしたが、
子どもを自然豊かな場所で育てられる。

丹波山村、着眼点が
なかなかおもしろいかもしれません。


地元武蔵野で行われた
C.W.ニコルさんの講演会に行ってきました。

ニコルさんといえば、以前取りあげましたが
黒姫で「アファンの森」という
森林再生プロジェクトを手がけています。


ニコルさんは英国・南ウェールズの生まれです。
おじいさんがニコルさんに話す故郷の森は
夢のような憧れの場所でした。

でも、ニコルさんが生まれる前にはすでに
産業革命が到来し、石炭が採掘され
鉄道に敷設する枕木の需要のために
森がどんどん失われていくんですね。

そして、森は一般庶民が
自由に入れるところではなくなりました。
貴族だけが狩りのために
サーモンやキジ、ウサギ、鹿などを狙って遊ぶ
立ち入り禁止の場所になったのです。

第二次世界大戦のころになると
石炭は石油に代わります。
炭鉱は失業者であふれ、
廃墟のようになっていきます。

炭鉱のある町に生まれ育った
ニコルさんにはそれが原風景なんです。

幼い頃、ニコルさんは
北極探検隊の16ミリ映画を見て
戦争をしない、工場をつくらない民族である
イヌイットに強烈に惹かれるようになります。

結果的に、ニコルさんは両親の反対を振り切って
17歳のときに北極探検隊(カナダ水産調査局北極生物研究所)の
お手伝いに加わることになるのですが、
それはそれは感動的な日々だったと
身ぶりを添えて話してくれました。

カナダ水産調査局の極地探検が一段落し
22歳になってから、ニコルさんは初めて日本にやってきました。

14歳から柔道を学び、空手に憧れを抱き
東京の空手道場に修行に来たのだそうです。

東京での生活は、これまで体験してきた自然環境とは
まったく異なり、耐えられないものがありました。
見かねた同僚が山に連れて行ってくれた。
かんじきを履いて、というからには冬山ですね。

そこでニコルさんは感動します。
落葉樹の大木が雪のなかにあるという光景に。

英国では雪が降らず、ヨーロッパでも
雪が降るような場所には針葉樹しかありません。
日本の山は東京から数時間で行けるだけでなく、
そこには英国では970年前に絶滅してしまった
野生の熊がいました。
また、貴族でもない普通の地元の人が
キジや鹿、山菜、きのこを自由に採って食べている。

「日本はすごい!」

これが、ニコルさんが日本に住み始める
動機になったのです。


ニコルさんは1980年に黒姫に居を構えます。

02年には1万坪の山野を自費で購入し、
荒れた森の自然を復活させるプロジェクトを始めます。

その後、土地を買い足して4万5000坪になり、
現在は財団に寄贈して9万坪にまで森は広がりました。

アファンの森には絶滅危惧種の
動物が26種類戻ったといいます。
山菜は137種、キノコは400種類以上を確認。
フクロウも戻ってきた。

いまではアファンの森で採れた木材で家具をつくり、
家は純国産の材木で建築しました。

それから養護施設に預けられた
子供たちを森へ連れていくプロジェクトも行っています。
親がいるにもかかわらず
施設に預けられる子供は
7割にも達します。

森では木に吊るされたロープに登ったり
アーチェリーをしたり、川遊びをしたり
ご飯をつくったり、動物や昆虫を観察したり……

すると、彼らの心の窓が開いていく。

森は周囲の自然環境を変えてくれるだけでなく
傷ついた心までをも癒してくれる。

ドイツの森の面積はほぼ日本と同じですが
ドイツは木材を自給自足しています。
林業に携わる人々は100万人。
一方の日本は5万人。
それも60代以上がほとんどです。


「日本の森はつくり直せる」

森を再生することが、
水や食料の問題を解決へと導き
人間性を回復することになるのだと
ニコルさんは言います。

日本、というのは人だけでなく、
この国のトンボや鹿、アリ、鮭、スズメ……
こうした生き物や樹木、すべてが日本なのだと。

北に流氷、南にサンゴ礁があるのは
日本だけ。

311以後であるからこそ
ニコルさんの言葉が深く心に沁み込んできました。



大分の豊かな自然と高級食材の
素晴らしさを全国に発信する
「美味求真プロジェクト」がスタートしました。
(大分合同新聞 4月5日)

第一弾の食材はすっぽん。

高級すっぽん料理と町内観光を楽しむ
限定ツアーの参加者が募集され、
参加者には老舗の安心院亭とやまさ旅館が提供する
天然もののすっぽん料理が振る舞われました。

「美味求真」とは、現宇佐市安心院町出身の政治家、
木下謙次郎(1869〜1947)が書いた
食の博物誌の書名に由来しています。

主催は県内の財界やマスコミなどの有志で構成された
「ふるさと大好き協議会」。

まさにマンガの『美味しんぼ』さながらの
うまいもの探求プロジェクトですね。

B級ご当地グルメに対して
高級グルメで究極の味を追い求める。
これはあるようでなかった取り組みで
今後どのように発展していくのか
注目していこうと思っています。




兵庫県丹波市青垣町で
農村景観を取り戻すために
人工の針葉樹林を雑木林に復元する試みが
行われています。

運営主体となるのは地元東芦田の村おこしグループ「江古花園」
これまで築180年の古民家のカヤの葺き替えや
周辺の田んぼをハス園にしたりと、
農村景観の復元に取り組んできました。

この古民家住宅の裏山2ヘクタールのヒノキ林を伐採し、
コナラやアベマキ、クヌギ、ヤマザクラ、エノキといった広葉樹に
林相転換するプロジェクトです。
県からの助成を受け、2010年度から5年かけて
里山の再生を目指します。

高度経済成長時代、
住宅建設のための木材需要に応えるため
成長の早いスギやヒノキが植林されました。
現在の山林の8割がこうした人工林で、
花粉症の原因とも考えられています。

国産材の需要の減少により林業が停滞し、
人工林に手が行き届かなくなっていることから
こうした山を再生させる取り組みは
非常に注目されるところです。


広葉樹は昆虫や動物のエサとなり
人に燃料や肥料をもたらします。

里山の復活は経済効率よりも
多くの実りを与えてくれることが実証されるといいですね。



17日に発表された
東電原発事故の工程表の報道を見て
違和感を覚えずにはいられませんでした。

大いなる皮肉ですが
東電の情報統制は
うまく機能していると思います。

でもそれでいいわけないんですよ。


政府は事故処理を東電に任せてしまっていて
東電しか知り得ない情報が多すぎる。

そこにこの国の不幸があると思います。


今回の東電原発事故で、
事故から2週間経っているのに
現場作業員に食事が行き渡っていない
というのは衝撃でした。

政府が兵站(食料の配給)を
コントロールしていない。
東電に自前でやれ
ということなのでしょうか。

この工程表の報道をみても、
いまだに東電が事故処理を
取り仕切っているのがわかります。


工程表を出したり、情報を統制したりなんて
本来は政府が担うべき役割のはず。


東電、開発メーカー、政府で
真っ当な対策チームをつくって
東電の肩の荷を下してもらう
働きかけはできないのでしょうか。

これからでも遅くありません。
「もう抱え込むのは無理なので、
 ごめんなさい。手伝ってください」
と東電に言わせれば、
もっと真っ当なカタチで
収束に向かうと思うのですが。


いまネットで騒がれていることも
ネガティブな情報だからといって
「風評」ではないと思っています。

発表される放射線量に疑念を抱き
正しい反応をしたらそうなります。


野菜や農作物が売れないのは
卸売市場が取り扱ってくれないから
商品が流通できないだけです。

被災地救援のための直販だと
買う人がたくさんいるのですから
「風評被害」というのではなく
流通システムが機能していないと
言うべきです。


当面、経済活動を活性化させるために
有効な方法はふたつあるようです。


ひとつは「格安+支援金」。

消費マインドが落ち込んでいるなかで
通貨を流通させるには

お金を使う動機づけ(いつもより格安)
    +
消費の罪悪感の免罪符(支援金)

が有効です。
売り上げが立たずに自滅するのなら
損益ぎりぎりのラインでも事業を回転させて
雇用を維持するべきです。

被災地支援野菜直販や、
宿泊費を安く設定した義援金プラン、
ゴルフ場の格安プレー+支援金のコンペなど
ニュースバリューもあって報道されやすく
集客の成功につながっています。


そしてもうひとつが「産直品+先行投資」です。

基本的には寄付金なのですが
産直品の予約販売として、事前に事業資金を募るというものです。
被災地をダイレクトに支援する復興ファンドともいえます。

SAVE SANRIKU OYSTERプロジェクト
疎開保険がこの例として挙げられます。

義援金のように日本赤十字社を通すのではなく
自治体や運営会社の信用によって資金を集めます。

運用者側は事業資金を確保することができ
出資者にとっては商品を担保にして
自分が支援したい取り組みに
直接資金を届けられる利点があります。

これは理念をきちんと説明する必要があります。
現地とつながっている感覚を演出できれば、
出資者は満足感を得られます。


消費が落ち込んでいますが
なんとかしのがなければなりません。

この危機を乗り越えるヒントは必ずあります。


災害が起きた時の疎開先として、
年間1万円の掛け金で
7日間生活できる場所と食事を提供してくれる
「疎開保険」
鳥取県智頭町(ちづちょう)がはじめました。
これは自治体初となる試みです。

1年間ひとり1万円の加入金を支払うと
1泊3食7日間の宿泊場所を提供してくれるというもの。
ただし、智頭町までの交通費は加入者負担となります。

また加入者特典として、
秋に智頭町自慢のこだわりのお米や
野菜などの特産品が送られてきます。

だから、この保険は
地域サポーター制度に加え、
いざというときの避難場所が付帯されたサービス
と考えるとわかりやすいかもしれません。

保険期間は毎年4月1日〜翌年3月31日まで。
申込日から一年間という設定にしてくれると
もうちょっと使い勝手がいいのですが……。

村役場に話を聞くと、
秋に特産品を送付する手続きの問題があり
このような保険期間になっているとのことでした。

これは寺谷誠一郎町長の発案で
東日本大震災前に構想され
3月上旬から受付がはじまったとのこと。

大震災があったことから
ほとんどPRしていないというのですが、
申込者数は4月12日時点で38名にのぼりました。
ちなみに募集人員は1000名まで対応しています。

現在、子供の疎開を受け入れるプロジェクトも検討中です。

智頭町は鳥取県東部の岡山県に接した里山。
鳥取砂丘の砂を育んだ源流の街で林業が盛ん。
寺谷町長は就任後に観光に力を入れ、
町全体を「屋根のない博物館」ととらえます。
そして山間部の集落の保存・再生に力を入れ、
「美しい空気と水をバックにした古いものを大事にしたまち」を
つくってきました。


「SAVE SANRIKU OYSTER」もそうでしたが、
お金を地方に先行投資することによって
田舎の経済がまわり、都市に住む人も恩恵が受けられる。

このような活動をもっと増やしていけば
国全体の経済も活発になり、
日本はもっと楽しくなるはずです。



出たーという感じのご当地アイドル。

今度は福岡で登場します。
名称は「LinQ」(リンク)。
Love in 九州の略からきています。

会いに行けるアイドルというコンセプトは
AKB48といっしょ。

2月のオーディションで応募総数1162名から
12歳〜24歳の44名が選ばれました。
デビューは4月17日で、パフォーマンスが披露できるのはこのうち20名。
今後は天神を拠点に公演を行っていく予定です。

以前、愛媛県のご当地アイドルについて触れましたが
こちらの「ひめキュンフルーツ缶」は現役で活躍中。

メンバーは8名。研修生を入れると15名の
10歳〜18名の女の子たち。
オリコンインディーズ週間ランキングで
デビューシングルが全国第1位に輝くなど
地元松山を中心に活動中です。


むかしでいえばミス〇〇。
最近はどこもAKB48と似た展開ですが、
地域に根ざした活動で
一線を画してほしいですね。


近いうちに全国区でもその名前を聞くようになるでしょう。



山形県上山市や石川県穴水市での
農作業をつうじて田舎と都会に住む自分とのかかわりを
大切にしてきた「田舎時間」。

その発起人である貴山さんが会社を立ち上げて
田舎の観光を再構築しようとしています。

名づけて「田舎ダイブ」。

地元の人でも気づかないその土地の魅力を再発見し
YouTubeやTwitterで観光情報を発信しています。

その第一弾が和歌山県田辺

超うまそうなフレッシュみかんジュースや
わかめしゃぶしゃぶ、餅投げ(?)や
独特な方言「ほにょーほにほに」など、
ディープな田舎町がだんだん明らかになっていく。


脱力系ですが、徐々にハマって
この町に行きたくなるのはなんでかな?


和歌山田辺観光チャンネル(YouTube)

愛媛でご当地アイドルを育てて
町づくりをしようというプロジェクトがはじまった。

「ご当地アイドルでまちづくり」 (時事ドットコム)

「県民の妹分」のようなアイドルユニットを育てる
その名も「ひめキュンフルーツ缶」プロジェクト。

県内在住の10歳から20歳までの女性メンバーを募集し、
8月の選考を経て、2011年初めにCDデビューさせるというもの。
オーディションの応募期間は6月18日から7月31日まで。
愛媛県、松山市、地元民放各社が後援する。

仕掛け人は松山市出身で
テレビドラマや「鬼武者」などゲームソフトの
脚本を手掛けた酒井直行氏。


なるほどと思った。

キャンペーン娘というのはどこにでもいて、
いったいどこが違うんだという人もいるかもしれない。

キャンペーン娘の追っかけはあまり聞いたことがないが
AKB48の成功をみてもわかるように
「ひめキュン」には追っかけがつくかもしれない。

そして「ひめキュン」が注目されれば、
その地元にも注目が集まるようになる。

地域密着型アイドル。
プロジェクトとして意図的に始めるところが新しい。

考えてみれば、意図的ではないにせよ、
すでに同じようなアイドルは存在する。
青森県八戸の美人過ぎる市議しかり、
岩手県久慈海岸の美人過ぎる海女さんしかり……。

浅尾美和とか本橋麻里だって、
地域密着ではなく“スポーツ密着”なわけで
どんどんそのスポーツが広く知られていくようになった。

「応援したくなるような子を選びたい」という
酒井氏の提案は間違っていないと思う。

あとは、そのアイドルが地域密着でなければならない
“理由”をきちんと説明できるかどうかにかかっている。


スーパーリージョナルな時代に
ご当地アイドルはハマる。
その地域だけでも局地的に盛り上がっていれば
都会のメディアは必ず飛びつく。

この流れはこれから加速していく予感がする。

山形に行ってきました。

今回の帰省の目的のひとつが
山形市の繁華街、七日町に
5月末にオープンしたばかりの
山形まなび館」を見に行くこと。

山形まなび館


山形県初の鉄筋コンクリート学校建築として
昭和2年に建てられた山形市立第一小学校の
旧校舎をリノベーションし、
市民の「交流」や「学び」の拠点として
新しく設けられた施設です。

別名”MONO SCHOOL”。
ものづくりを行う「作り手」や「学び」の支援を
目的とした交流ルームがあり、
創作活動を行う人や団体に
安価で貸し出しをしています。

6月から7月にかけての週末には
「よもぎ体験教室〜よもぎ染め」(6月20日)
「山形和紙体験教室〜月山和紙のうちわづくり」(6月27日)
「キャンドル体験教室」(7月3日、4日)
が行われています。

山形まなび館の正面入口を入って中央にある、「観光案内室」がこれ。

観光案内室

テーブルやソファは、山形が誇る「天童木工」によるもの。
新作だけでなく、ムライスツールや
板倉準三の低座イスなどアンティークもあります。
全館、こんなシンプルモダンなテイストで統一されており、
しかも、Wi-Fiにもつながります。

この日は平日で、あまり利用客はいないようですが
まだ市内の高校生や大学生も知らないのかもしれません。

イベントスペースでは、普遍的なデザイン性をもつ
DESIGN RESYCLE」展が行われていました。

DESIGN RECYCLE

20年〜30年くらい前、子供のころに使った
ガラスのコップ(リボンシトロンとか!)や、
鋳心ノ工房による山形鋳物をリデザインした鉄瓶など
古いものから現代のデザインのものまで
展示販売をしています。


ちょっと疲れてきたので、ひと休みしたのが「休憩室」の「穀雨カフェ」。

穀雨カフェ

昔の文化祭の喫茶店のようでもあり、
現代のカフェのようでもあり。

珍しいところで
アイスプラントスムージー(300円也)を注文。
プチプチした食感と塩気が特徴のアイスプラントですが、
これがなかなかおいしかった。
これは初体験。流行るかも。

アイスプラントスムージー


店内の中央には“でん”とリヤカーがあって
展示やイベントなどのフライヤーが載せてあるのですが
そのたたずまいもなかなかよかったりして。

毎週水曜・土曜の10時半からは、採れすぎたり曲がってしまって
出荷できない野菜を売る「やおや」も展開中。

扇風機の風にあたりながらひとときを過ごしました。


うちの親を含め、まだ町の変化に
気づいている人は少ないのかもしれませんが
山形は時代の流れに合わせて大きく変わろうとしている。
これまで何度も帰省したなかではじめて、
かすかな希望を感じました。

さらに、このあと、穀雨カフェを営む飯塚さんのご配慮により、
急遽、「花小路トランク」を訪問させてもらえることに。

これはまた次回に。

一度やりたいと思っていながら
なかなかできなかったイベント。

一斉に照明を消して、食用油で作ったキャンドルを灯す
イベントが会津若松市で来週土曜日、
6月19日から7月7日までの
夜20時〜22時にかけて行われます。

題して、
エコろうそく1万個プロジェクト
キャンドルナイトin会津」。

日本では2003年から始まったムーブメントで、
夏至と冬至の年2回、電気を消す習慣が定着してきました。
只見町でも行われます。

これ、ある町中の人が賛同して、
すべての明りが消えたらどうなるんだろう。

エコとか言う以前に、
星がきれいに見えたり、
家庭の団欒みたいなものが
ふだんの生活で発見できるとしたら……。


岡本太郎や横尾忠則が追求しようとした
「暗さ」や「土着性」といった
日本人が本来抱えている
人間性を回復する運動の系譜につながる。


今年はいよいよUstとかで見られるんでしょうか。

どんどん規模が大きくなっていくといいなあ。

海の日の7月19日〜10月31日まで、
瀬戸内の7つの島と高松港周辺で開催される
瀬戸内国際芸術祭2010」の概要が
明らかになってきました。

6月15日には公式ガイドブックも発売されます。

7つの島とは、
香川県高松港と岡山県宇野港との間に位置する
直島(なおしま)、豊島(てしま)、女木島(めぎじま)、男木島(おぎじま)、
小豆島(しょうどしま)、大島(大島)、犬島(いぬじま)のこと。

日本は海洋民族国家でありながらも、
現在では島民の人口の減少や島の固有性といったものは
どんどん失われつつあります。

そこで、現代アートの作家や建築家と暮らす人々との協働により
日々の営みに新たな発見をもたらし、
瀬戸内海の魅力を世界に発信していこうというプロジェクトなのです。

すでに直島には安藤忠雄が手がけた「ベネッセハウス」を核とする
現代アートを展示するミュージアムやホテルがあります。

またこのミュージアムや屋外展示が起爆剤となり
空家になった民家をアート空間として再構築する
家プロジェクト」などが展開されてきました。

この芸術祭には、17の国と地域から76名のアーティスト
プロジェクト、10のイベントが参加します。


日本という国が、理想と思われる地域社会の集合体に
少しずつ変わっていく。

そんな壮大な夢につながるプロジェクトだと思っています。

埼玉県宮代町で農作業を通じて独身男女が出会う
「農村婚活コンパ」が開かれました。

田植えで出会い 農村婚活コンパ(YOMIURI ONLINE)
田植えで婚カツin新しい村新しい村

宮代町は春日部市の北に位置し、
東武鉄道の東武動物公園駅のある町です。

農業を営む地元の青年と独身女性とのコンパ、ではなく
都市在住の独身男女が対象だったところと、
町とJTBが協力して企画したという点が心に引っかかりました。
JTBもこういった農業イベントに目を向けるようになったんですね。

結婚して宮代町に住むと、
お祝い金として10万円が町から贈られるというのは
なかなかハードルが高いので、
それを目的にする人はいないでしょう。
お祝い金は、農村に定住を促す特典として
いろいろな自治体で実施されるようになりました。


都心のベッドタウンという埼玉の地域性もあって、
住民でない独身男性にも門戸を広げることで
イベント自体が活性化されたり、
都市と農村との交流が深まるきっかけになっていくと思います。


新しい村」は、農業を通じて町の活性化をはかる取り組みをしています。
そば道場や「1000人のキャベツスタイル」もその一環。

村生まれのキャベツのある風景を写真に撮り、
ケータイやパソコンで写真をアップする。

やっぱりこういう「遊び」が、都市と農村の交流へとつながっていくんでしょうね。

古民家再生プロジェクトについて
引き続きもうひとつ。
丹波古民家再生プロジェクト」を紹介します。

丹波篠山といえば黒豆など
京野菜を供給する町という印象がありますが
篠山市の中心には徳川家康の命により築城された篠山城の
御壕と石垣の跡がいまも残されています。

周辺には町家や武家屋敷の名残があるのですが、
現代のライフスタイルに合わないこと、
町家を保存・改修するには費用がかかることなどから
古い伝統建築物が壊されていく傾向にあります。

こうした伝統的な街並みを保存するために
伝統的意匠を残しながらボランティアで改修していく
プロジェクトが進められています。

NPOの「町なみ屋なみ研究所」は、これまで町家の改修や
古民家再生のアドバイスを手がけてきました。
自分たちの手で解体し、躯体を補強し、最後の壁塗りまで行いながら
店舗としての活用も含めたコーディネートをしています。

篠山の歴史と、街並みの保存価値に気づいた
住民の方々によって運営されており、
新しい店舗や事業をはじめてみたい方の
心強いサポートになってくれるはずです。

日本の県はほぼすべて行ったことがあるのですが、
(行ったことないのが和歌山となぜか奈良!)
旅をしていて強く印象に残っている町のひとつが尾道。

斜面に家屋が密集し、階段を上り下りしないと家までたどり着けない、
なかなか住むのにはたいへんな町なのですが、
民家の合間にある空き地から対岸の向島を見ていると
悶々として過ごした高校時代のことを思い出していました。

なんだろ、不合理みたいなものと向き合って
生きていかなきゃならない現実があって、
感情を押し殺しながらも
自分の将来とか、夢とか、
希望をなんとか見出そうとしている頃。

景色を見ていると思い出すんですよね。


海とか川って必ずどこか他の土地につながっているから
海を眺めていると、自分はいつかここを離れるんだ、
という自立心が強くなる。

連絡船乗り場で
自転車ごと乗り込む地元の高校生の表情がまたいい顔で、
暗い表情のなかにも強い意思を読み取れる。

思索的な、文化を感じる町なんですね。

長野の松本も同じ匂いがしたんだよな。

ともに大好きな町なんですけど。


さて、そんな尾道で、
尾道空き家再生プロジェクト」というNPOがあるのを知りました。

道路が狭くてクルマが行き来しにくいために
なかなか流入人口がなく、
高齢化が進んで空き家が増えているんですね。

あの斜面こそが、尾道のアイデンティティのはずで
それが廃墟と化していくのは非常に残念なことです。


2008年にNPO活動をはじめ、物件の再生のほか、
コミュニティづくりやアートを取り入れて活性化を図ろうとしています。

尾道ガウディハウスなんていうのもあるんですね。
リンクを張っておきます。

もう一度、尾道に行きたくなりました。

20代などの若い世代ほど
農業体験をしてみたいという人が多いことが
昨年の東京都の都政モニター調査でわかっています。

ただ、実際に体験してみると、イメージしているものとは異なり、
需給関係がうまくマッチングしているとは限らないようです。

下にリンクした記事のなかで、週末農園を成功させるための条件として
 1 適切な指導者
 2 自宅からの距離
 3 農園の広さ
を挙げています。

週末農園はベランダや自宅の庭の菜園では満足できない人が
土地を借り、自分で野菜を育て、収穫するのが目的ですから
こうした条件が挙げられるのも共感できます。

でも、農業体験をしたい人という若い人の意識には
大きくふたつの目的があると私は考えています。

 1 安心安全な野菜を自給自足して食べたい
 2 農業を媒介とするコミュニティに参加したい

自給自足ならば、ベランダで野菜を作ることからはじめられます。
でも、それだけでは満足できません。

満たされていないのはコミュニティへの帰属意識。

このふたつを同時にかなえることができれば
菜園までの距離や広さといった壁を越えられると思うのです。

農業体験の現場でゲストにどのように接するか。
体験できない期間、ゲストとどのようにやりとりをして
コミュニティ意識を保っていくか。
そもそも農業を通じて、ゲストとどんな価値観を共有するのか。

この視点がないと、フルーツ狩りのような
一過性のレジャー体験で終わってしまうだけです。


「半農生活」農園選びが大切 指導者・距離・広さ、ポイント
(Sankei Biz)

愛知県豊田市の旧足助地区で
「おむすび通貨」なる地域通貨の流通がはじまりました。

足助は塩の道の宿場町の面影が残る、いい町ですよね。
以前、記事に書いたことがあります。

おむすび通貨は、金本位制ならぬ米本位制で、
1むすび=伊勢三河湾流域で栽培された0.5合の天日干し無農薬有機栽培の玄米と交換できます。

ただし、「おむすび通貨の価値を日本円で計ることはできず、その価値は水と大地でつながるひとりひとりが決められる」とうたっています。
[おむすび通貨とは?]

農作業などを手伝った「おむすび仕事」の御礼としてもらったり、
協力・協賛店舗や提携イベントで使うことができます。


そもそもなぜこのような地域通貨を始めることになったのかについては
物々交換局・代表が記した「いのちの記憶」を読んでみてください。

農作物を作っても十分な対価が得られず
農業人口は減る傾向にあります。
グローバル経済は農業を巻き込みながら
大規模化、低コスト化がさらに進んでいくでしょう。

こうしたグローバル経済の壁をどうやって乗り越えていくか。

お金がお金を生む無機的な記号としての通貨ではなく、
生命と人々の心の結びつきを取り戻し、
コミュニティに参加する楽しさを与えてくれる
“希望”がそこにあります。

この勇気あるムーブメントがもっと広がっていくといいですね。

岡山県美作市に登場した「ジャイアンツ田んぼ」。

田んぼをキャンバスに見立てて
稲穂で模様を描く新しいアートの方向性です。

どんな模様にするかはなんでもいいわけで、
これからその地域が町や村ぐるみで
どんなファンを対象にして観光客を滞留させるか
という視点が重要になってきます。

トラきちの居酒屋があるように
ジャイアンツきちの民宿なんていうのも増えていくんでしょうか。
私とは興味の対象の方向性が違うので
あまり泊まりたくないけどね。

でも「ベースボール村」みたいな方向性で
球団のキャンプを誘致するとか、
村おこし、町おこしの活性化のヒントはあります。
 Jリーグだっていいんだろうしね。

今日、鹿児島市天文館にMaruya gardensがオープンしました。

元三越社員のふたりが、新しい百貨店の姿を提示するこの店は
Department(デパートメント)ではなく、
すべてが有機的につながりあうUnitement(ユナイトメント)を
コンセプトに掲げています。

目を惹くのは、ガーデンと呼ばれる10のギャラリーで展開される
地元の文化芸術支援NPO PandAと組んだイベントや
ナガオカケンメイ氏によるインテリア雑貨の店舗
D&DEPARTMENT PROJECT KAGOSHIMA by MARUYA

これまでの百貨店は、ユニバーサル展開する有名ブランドを
地方都市にいち早く呼び込むことを最大の目的としてきましたが
Maruya gardensには地方のもつ文化や価値を
アートを介して再編成し、
外部に発信していこうという意気込みが感じられます。

地方に住む人が誰も行かなくなったセカンドブランドの百貨店から
地方の価値を外部へ発信する百貨店へという転換は
観光客が集まるスポットとして注目されていくことでしょう。

そしてそれが、地元の人にとっては
自分の生まれ育った地域の文化を再発見することにもなる。

多くの地方都市の商店街はシャッター通りになり、
その中心にあった百貨店は閉鎖が相次いでいます。

Maruya gardensの取り組みは
地方都市を再生するための大きなヒントになるはずです。

地方を活性化させるために
アートを使った町おこしがさかんに行われています。

瀬戸内海にある香川県直島が代表格ですが
三河湾に浮かぶ愛知県一色町の佐久島も、
町おこしならぬ島おこしの
おもしろいイベントを行っています。

2010年2月27日〜3月31日まで、
みかんぐみによる「佐久島弘法プロジェクト」が開催されました。

80年前、黒壁の集落や森の中に建てられた八十八か所の小さな祠(ほこら)。
時を経て、その祠のいくつかは失われてしまいましたが、
みかんぐみの手によって、新たな弘法道の現代版の祠を復活させようというプロジェクトです。
島の歴史を感じながら散策する、そのプロジェクトのプレイベント。

この島のアートイベントに注目です。

このページのトップヘ