DUAL LIFE PRESS デュアルライフプレス

無理せずにできるところから田舎暮らしをしたい。 二地域居住を実現するヒントや情報をお届けします。

カテゴリ: アート

「しっぽ」のついた子ども向けの
ダンボールチェア
東日本大震災の被災地に届ける
プロジェクトが進められています。
(八王子経済新聞 6/10)

このチェアをデザインしたのは
東京造形大学デザイン学科4年生の
中村菜々子さん。

インダストリアルデザインを専攻し、
同大学春日明夫教授のゼミが行った
「キッズサイズデザイン展」で
発表した作品が取りあげられました。

作品制作のために
ダンボールを提供協力していた
タカムラ産業が提案。
オリジナルをもとに8種類のデザインを製品化し、
100セット分を本社のある栃木県那須塩原市の
商工会を通じて被災地に送る計画を立てています。

これ、紐のある方向からみると
象のおしりを見ているようで
デザインとしてもかなりかわいい。

いくつかデザインの見本を見た後で
色のついていないチェアを子どもに渡したら
自由にペイントするかもしれませんね。

持ち運びも軽そうだし、
使い方の想像力を広げてくれる椅子です。

これ、テレビなどのダンボールパッケージに
応用できないんだろうか?

外箱にカッティングパターンが描いてあれば
捨てずに利用できるんだけどな。
箱そのものにも付加価値がつくという……。

そういう発想力と実行力のある
家電メーカーや引っ越し業者さん、
ないですかね?


人材派遣のパソナグループが
芸術家を育てる村の運営をはじめました。

舞台となるのは淡路島。
そこに「COCOCALA村」を設立します。

講師陣がバックアップし、
アートや農業を地域産業と結びつけて
それらをビジネスにする力も身につけます。

ビジネス基礎研修、農業実践パート、芸術実践パートの
3つのカリキュラムがあるのですが、
アート作品の発表の場があったり
カフェレストランやパン工房を併設、
社員寮のほか地域の旅館、民宿、古民家を利用したりと
総合的な地域利用を考えているようです。


インストラクター(講師)は以下の面々。
(●は非常勤講師 〇は特別講師)

エリック・コロン (作曲家・元ヴェネズエラ国立音楽大学学長)
謝 珠栄 (演出家・振付師・TSミュージカルファンデーション代表)○
塩屋 俊 (俳優・映画監督・株式会社ウィル・ドゥ代表取締役)○
古庄 里好 (ボディムーヴ アート ディレクター・タップダンサー)○
王 丹戈 (フォトグラファー・画家・アーティスト)○
西巻 正史 (トッパンホール 企画制作部長)●
箕口 一美 (ミュージックキャリアディベロップメントアドバイザー)●
川久保 賜紀 (ヴァイオリニスト 02年チャイコフスキー国際コンクール最高位受賞)●
MireyHIROKI/ミレイヒロキ (アーティスト)●
山下 一仁 (元農林水産省農村振興局次長)○
都築 富士男 (元ローソン・ジャパン 社長)○
出雲 文人 (淡路麺業株式会社 代表取締役)○
地主 雅次 (兵庫県花卉協会 理事)○
道法 正徳 (株式会社グリーングラス代表取締役)○


こういった取り組みでは
コミュニティをどうやって作っていくかが
一番大切になってくると思います。

そのためにはキュレーターの存在は不可欠です。

「COCOCALA村」では
いまのところ村長はいないようです。

アート系の「村」なのですから、
村長を誰に選んで、
サポートメンバーである
講師を誰にするかが
このコミュニティの指向性や
テイストを大きく左右します。

参加する人もそのあたりは敏感ななずで
人物に惹かれて集まってくる。

キュレーターや講師の
人脈や思想、コミュニティが
背後に見えるからですね。

たとえば村長やキュレーターに
坂本龍一、村上隆、北川フラムと挙げただけで、
想像する村のカタチが変わってきます。


講師の面々には企業人が多く
村のコンセプトをイメージしにくいところが気になります。

あえてそうしたカラーを打ち出したくない
という意図も働いているのかもしれませんが。


期間は1年間。
へぇー、パソナグループの契約社員として採用されるんですね。

月給10万円をもらいながら、学びの環境が提供されることは
大きな利点があります。

今後どのようなアーティストが登場するか楽しみです。



海の日の7月19日〜10月31日まで、
瀬戸内の7つの島と高松港周辺で開催される
瀬戸内国際芸術祭2010」の概要が
明らかになってきました。

6月15日には公式ガイドブックも発売されます。

7つの島とは、
香川県高松港と岡山県宇野港との間に位置する
直島(なおしま)、豊島(てしま)、女木島(めぎじま)、男木島(おぎじま)、
小豆島(しょうどしま)、大島(大島)、犬島(いぬじま)のこと。

日本は海洋民族国家でありながらも、
現在では島民の人口の減少や島の固有性といったものは
どんどん失われつつあります。

そこで、現代アートの作家や建築家と暮らす人々との協働により
日々の営みに新たな発見をもたらし、
瀬戸内海の魅力を世界に発信していこうというプロジェクトなのです。

すでに直島には安藤忠雄が手がけた「ベネッセハウス」を核とする
現代アートを展示するミュージアムやホテルがあります。

またこのミュージアムや屋外展示が起爆剤となり
空家になった民家をアート空間として再構築する
家プロジェクト」などが展開されてきました。

この芸術祭には、17の国と地域から76名のアーティスト
プロジェクト、10のイベントが参加します。


日本という国が、理想と思われる地域社会の集合体に
少しずつ変わっていく。

そんな壮大な夢につながるプロジェクトだと思っています。

岡山県美作市に登場した「ジャイアンツ田んぼ」。

田んぼをキャンバスに見立てて
稲穂で模様を描く新しいアートの方向性です。

どんな模様にするかはなんでもいいわけで、
これからその地域が町や村ぐるみで
どんなファンを対象にして観光客を滞留させるか
という視点が重要になってきます。

トラきちの居酒屋があるように
ジャイアンツきちの民宿なんていうのも増えていくんでしょうか。
私とは興味の対象の方向性が違うので
あまり泊まりたくないけどね。

でも「ベースボール村」みたいな方向性で
球団のキャンプを誘致するとか、
村おこし、町おこしの活性化のヒントはあります。
 Jリーグだっていいんだろうしね。

新潟県十日町市と津南町の越後妻有地域では
里山全体を美術館に見立てた「大地の芸術祭」という
世界最大の国際芸術祭を開催しています。
3年に1度のイベントで、2000年のスタート以来、
次回2012年の第5回に向けた準備が進められています。

たとえば棚田にアートの造形物がある景色は
それ自体異様な感じがしますが
でも、自然のなかに現代美術が溶け込むことで
その土地のもつ自然のパワーや
楽しさ、よろこびみたいなものが増幅されます。

地元の人のその土地を愛する想いが
そこを訪れる人々とうまく共有できている
イベントになっていると思います。

現在も里山のなかで常設展示されているものが
ありますが、そのなかのひとつ、
100年以上も続いた小学校の廃校に温泉を引いて
宿泊施設に改装した「かたくりの宿」が、
5月15日から宿泊をはじめました。

校長室を女湯に、
音楽室や図書室は部屋になったという
この秋山郷結東温泉「かたくりの宿」。

秘境ですが、地元の食材で作る手料理と合わせて
ぜひ体験してみたい場所のひとつです。









地方を活性化させるために
アートを使った町おこしがさかんに行われています。

瀬戸内海にある香川県直島が代表格ですが
三河湾に浮かぶ愛知県一色町の佐久島も、
町おこしならぬ島おこしの
おもしろいイベントを行っています。

2010年2月27日〜3月31日まで、
みかんぐみによる「佐久島弘法プロジェクト」が開催されました。

80年前、黒壁の集落や森の中に建てられた八十八か所の小さな祠(ほこら)。
時を経て、その祠のいくつかは失われてしまいましたが、
みかんぐみの手によって、新たな弘法道の現代版の祠を復活させようというプロジェクトです。
島の歴史を感じながら散策する、そのプロジェクトのプレイベント。

この島のアートイベントに注目です。

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