昨日、藤沢市の「グリーンハウス」で行われた
講演会に行ってきました。

講師はゴルフコースコメンテーターであり
開発コンサルタントのマサ・ニシジマ氏。

「失われた世界の名コースたち」という演目で
いまはなき「旧藤澤カントリー倶楽部」が
世界レベルのコースであったことを検証する話でした。

以下、その一部をYOUTUBEにアップしました。
全部で3編あります。

「旧藤澤カントリー倶楽部―失われた世界の名コース 1」

「グリーンハウス」は、小田急江ノ島線善行駅から
歩いて5分ほどのところにある古ぼけた洋館です。
神奈川県体育センターの敷地内にあり、
現在は食堂として利用されています。

じつはこの建物はアントニン・レーモンドによる建築で
1932年〜1943年まで存在した
「藤澤カントリー倶楽部」のクラブハウスでした。
コース設計は赤星四郎、C.H.アリソン。

アリソンは赤星兄弟からの依頼で、
東京ゴルフ倶楽部から川奈に向かう途中で
藤沢に立ち寄り、関西の広野でのコース監修のあとに
再びこの藤沢で造成現場に立ち寄りました。

1933年には日本プロゴルフ選手権が開催され、
34年には親善試合のために来日したベーブ・ルースがラウンドしています。
また、38年に日本オープン選手権が行われました。

もしこのコースが現存していれば
日本屈指のクラシックコースになっていたのは間違いありません。

大戦で藤沢海軍航空隊司令部が接取し、
戦後米軍が駐留しましたが、
ゴルフ場としては再開することなく、
運動場や住宅地へと変貌してしまいました。

昨年、私は週刊『パーゴルフ』にて
グリーンハウスの保存・再生を行っている
善行雑学大学の宮田代表のルポを書きました。

「グリーンハウス」は県の所有になっていますが
しばらくの間、その価値が顧みられることもなく、
老朽化によって窓も壊れ、雨漏りがするほどでした。

5年ほど前から地元の有志による
善行雑学大学が中心となって保全運動をはじめ、
最近になってようやくその価値が知られるようになりました。

今回訪れたところ、ようやく雨漏りの修理がはじまったようで
壁には崩落によるケガを防ぐためのネットが張ってありました。

保全に向けてほんの少しは前進しているようですが、
これからも、もっと多くの方にその存在が知られるよう
お手伝いできればと思っています。