政府が今日、5月31日に閣議決定した
「2010年農業白書(食料・農業・農村の動向)」は
東日本大震災の復興とその方向性についても
触れられています。

これからの農業と地域活性化を語るうえで
ひとつのキーワードとなるのが
「農業の6次産業化」です。

6次産業化というのは新しい言葉で、
農林水産物の生産(1次)、加工(2次)、販売・流通(3次)を
一体的に進める産業のことをいいます。

すでに今年の3月1日に「六次産業化法」が
全面施行されました。
この法律は、正式名称は
「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律」です。

日本では、農林水産物の生産だけでは
なかなか儲かる仕組みにはなっていません。

そこで生産者が主体となり
産地ぐるみの取り組みや経営を多角化する。
そして、食品やバイオマス・エネルギーなど
付加価値のついた加工品を生産して
自ら販売していく。
そうすることで、「儲かる農業」へと転換して
地域の雇用確保を目指そうというものです。

本日付で、「六次産業化法」に基づく
初の計画認定が行われ
231件が認定されました。

計画が認定されると
無利子融資の償還期限延長や
試作品開発に対する援助が受けられます。

生産者が流通まで手がけるという流れは
これからの農業の大きなひとつの方向性です。

農業のグローバル化への
対抗策のひとつですが
小規模農業から大規模農業への
転換点ともいえます。

地域の農家が連帯して商品化を実現し、
大資本が入ってくる前に
活路を見出していくことを期待したいものです。